このセミナーでは指圧で経絡の力を引き出す押圧技術や治療のバックボーンとなる「基本全身指圧」の技術をマスターする講座です。加えて治療現場で必要となる漢方の知識なども併せて解説し臨床技術への足掛かりを付けて行きます。

Top >>2日間短期集中セミナー

●遠方の方には最適な講座
 このセミナーは2日間で指圧の基礎技術を集中的に学び、実務で使える専門力の土台を養うためのセミナーです。とくに遠方在住の方や普段セミナーに出席できない方には最適なセミナーです。
●「解説」と「技術」…高密度の2日間
 プログラムは治療のための【知識解説】と基本全身指圧の【技術習得】で成り立っています。これらの研修を通して「効く施術とはどのようなものか」が判ります。技術の習得では出来るだけ復習の時間を設け完璧を期します。これらの高密度の研修を通して2日後には皆さんの治療能力は飛躍的に伸びているはずです。

●技術習得は「前期」と「後期」で完璧に…
 短期集中セミナーでは実践的な技術の基本となる「全身指圧」の技術を「前期」と「後期」の2回で学んで行きます。全身指圧は座位、横臥、伏臥、仰臥の4ポジションで、この技術の習得を通して実践的な技術の礎を築いて行きますが、それを一気に学ぶとなると中々大変です。それ故、この基本全身指圧を2回に分けて学習し学びやすくしてあります。
●「自主学習」で予習と復習…夜の練習で実技習得を完璧に
 初日のセミナー終了後には会場を移し、自主学習としてその日の「復習」と翌日の「予習」を行って戴きます。更に2日間の日程には復習の時間を設け、技術習得の徹底を図ります。最終日には総復習も行います。そしてセミナー全体を総括します。

【】は解説・講義
前 期
-

午前

午後
 ●ガイダンス
  〜押圧法の基本〜
加圧法、基本手技など

 ●伏臥指圧・その1
  〜前 半〜
    頭部から腰部までの指圧法
【経絡指圧とは】
  経絡指圧の概略を解説

【原始感覚について】
  指圧の上達を決める原
  始感覚について解説。

-

午前

午後
 ●伏臥指圧・その2
  〜後 半〜
    臀部から下肢までの指圧法

 ●横臥指圧
   頭部から下肢、伸展の技術
【経絡のはなし】
  目に見えない経絡を捉
  える独自の方法…。

<<前期の総復習>>

後 期 9月14日

午前

午後
 ●仰臥指圧・その1
  〜前 半〜
    頭頚部から腕までの指圧法

 ●仰臥指圧・その2
  〜中 盤〜
    腹部指圧の方法
【押圧技術の基礎】
  基本となる指の使い方
  と押圧の方法を指導。

【経絡治療デモ】
基本技術でコリを取る
<<仰臥の復習>>

9月15日

午前

午後
 ●仰臥指圧・その3
  〜後 半〜
    下肢指圧と調整の方法

 ●座位指圧
   頚部、肩背、上肢の指圧法
【基礎技術の応用】
  肘や示指を使った押圧
  法の一端を紹介する。

<<後期の総復習>>

日  時 令和元年9月14日(日)、15日(月)午前10時より午後5時30分
場  所 経絡指圧普及会(東京都豊島区池袋2-55-12)
対  象 指圧師、鍼灸師、整体師、その他一般(初心者)
※但し受講には事前にガイダンスの受講が必要です。
参加費 30,000円
各教材 テキスト/「基本全身指圧」(2,500円)   
DVD/「基本 全身指圧」(5,000円)     
持参品 筆記用具、タオル(手拭い)
備  考 実技がありますので、軽装でお越し下さい。
申し込み メールフォームまたは電話等でお申し込み下さい。尚、参加費と教材費は銀行から一緒にお振込み下さい。お振込み確認後に教材および受講の手引きを郵送いたします。

経絡指圧普及会 Tel/Fax 03-3985-1060

●経絡に沿ってテープを貼っているところ。中央のベージュ色のテープが心包経。手前のグリーン色が肺経。隠れて見えないが、小指側の心経に沿ってテープを貼っている。

●腹診の基本練習。お腹の状態は各人各様。そこで30秒ごとに隣にずれながら全員の腹壁の状態を診てみる。すると「本当にみんな違うんですね」と実感できる。このような手指を通した実感が大切になる。

●肩に手を当てて上腕の経絡を刺激して「肩こり」を取る実験。増永先生はセミナーの時にこれをよく行っていた。的確に経絡に指が嵌ると瞬時にコリが取れる。コリに指を当てて行うのがコツだ。

●腕の経絡を使って肩こりを取る練習。手前の人が施術者。奥の女性も同時にコリに触れている。右手で上腕の経絡を把握しながらコリの緩み具合を診る。的確に虚のツボに指が入ると速やかにコリが緩むはず…。

●左上の写真の前段階。まず対象となる経絡を実感して、その上に丸いシールを貼る。これを経絡沿って行い最後にテープを貼っている。診断セミナーで行っている技術で結構皆に人気がある。

●各自ペアを組んで「経絡の実感」の練習。まず手首の心包経の一点にシールを貼って、次に二点目を探す。二点目が決まればそこにシールを貼ってゆく。経絡の感覚はまず受け手に実感されるので聞きながら行う。

●相手の腹壁の状態をまず古法の腹診法で診る。腹壁の状態で相手の健康状態やコンディションを把握する。この方法はシンプルだが誰にでも出来、しかも実用的だ。

●肩こりを腹部指圧で取るデモ。経絡の原理を使えば腕だけでなく、お腹の指圧でも取れる。右の女性はコリに手を触れている。腹部指圧で緩み始めると「緩みました!」と教えてくれた。これも好評だった。