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 受講生は九州、大阪、静岡、茨城などから参加され、連休の2日間、経絡指圧に没頭し、技術を習得されました。連日指圧漬けのプログラムでしたが、それでも皆さん楽しく指圧に取り組んでいました。あっという間の2日間でした。

 研修での実技指導は殆どマンツーマンに近い指導になりました。3組のペアを3人のインストラクターが丁寧に指導しましたので、細かいテクニックから技術のポイントまで丁寧に指導できました。疑問は全て解消できたようです。

 初日のセミナーが終了した後、自主練習にも参加。これは当会が用意した自習室で参加者どうしが自主的に練習する「おさらい」の会です。その日の復習と翌日の予習を楽しく行ったようです。

 各授業の間に短いレクチャーを入れました。とくに経絡についての話しは好評で、経絡が実感できる方法を解説しました。そして各自ペアを組んで実際に体験してもらいました。皆、実感できるようになり大いに満足されました。

相手を横臥位にして腕を把握する場合は、腕を把握してからじわりと下向きの力を加えます。こうすると相手は非常にリラックスしやすくなります。その時、相手の姿勢が不安的ならないようにしっかり体の全面で支えておきます。
把握圧はただ握るのではなく、腕全体を包むように握るのが正しい把握圧です。全体にまんべんなく力が及ぶように力を加え、決して摘まむようなガチガチした力は加えません。
背部の掌圧は相手の胸を下に密着させてから行います。押圧は垂直圧の原則により身体の中心部に向かうように圧します。また右手と左手は同じ程度の体重を掛けておくこともポイントです(均等圧の原則)。このような施術で相手はリラックスします。
経絡指圧の基本中の基本は2点圧迫です。相手の前腕の2点を把握圧すると、最初は2点と感じていた感覚が次第に1点に変ってきます。これが経絡指圧特有の圧し方で、これが出来ると経絡を響かす事ができます。
●腰部の押圧法 〜指先から力を抜く〜
 指圧はムダな力を抜いてリラックスして加えると驚くほどよく効くものです。しかし指先には無意識に力がこもっています。その力みを取り除きませんと、有効な指圧になりません。そればかりか自分の指先を傷める原因にもなります。
実際に指圧のコツを紹介しました…。
参加された方々は指圧初体験の方ばかりでしたが、熱心に研鑽され満足して帰られました。その参加された方々の感想を聞いてみました。
今回参加された方々からアンケートを取りました。講座の内容、時間、程度など経絡指圧セミナーの感想を書いて頂きました。参考にしてみて下さい。
まずは押圧の基本から。把握圧が正しく出来ればすべての指圧が正しく出来る。

伸展しながら圧を加えれば指圧の効果は大きい…。

最初に自分の腕を圧して押圧の感覚を掴む。自分で気持ちよければ相手にも同じように指圧が出来る…。

次は相手に同じように…。でもなかなか難しい。

肩の伸展は相手の状態を考慮して行う。伸びない人には無理に行わない。 頚部には頸動脈があるので注意する。
ツボは位置が正しくても、圧す方向が大切。「腰はこの方向に圧します」と解説する。 肩を支えて背中を押圧する。上手に圧すとリラックスするんだけど…。