先月の22日から月末までの約10日間、アメリカのフィラデルフィアで経絡指圧の一日セミナーを行うため渡米しました。
実際のセミナーはフィラデルフィア郊外のドイレスタウンとコンホショーケンという街の二箇所で行いました。コンホショーケンでは一般のマッサージ師対象に、またドイレスタウンでは現地の指圧学校の生徒対象に行いました。
講習内容は日本で行っている内容と同じものです。ただ西洋人の場合は日本人と違って手先が不器用なのでどうかとおもいましたが、それが大誤算で非常に上手でした。午前は基本実技のみを実習してもらいましたが、変な癖もなく動きが滑らかなのには驚きました。
また午後は経絡について行いました。いつも通り経絡の実感とトレースを説明しました。経絡の授業は現地では通り一遍で実技もないようです。今回爪楊枝を使って痛みを取る実験を見せた所、皆目を丸くしていました。経絡の走行に沿ってシールを貼るデモンストレーションでは「なぜそんな事ができるのか…」と首を捻っていたようです。
様々な出来事がありましたが、アメリカは指圧に対しては処女地です。まだ現地での評価も低いようです。でもそれだけに期待できる印象を受けました。
|