1.指圧はまったくの素人です。それでも経絡指圧を習得できるでしょうか。
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とくに問題はありません。むしろ未経験の方の方が変なクセがなく上達が早いものです。セミナーでは初めての方も段階的に手ほどきをして行きますので確実に上達します。まったく心配はいりません。
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2.臨床技術というのはどのような技術を学ぶのですか。
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臨床技術は基本となる「全身指圧」の技術と経絡の実感をベースとした「経絡診断」の技術を使って病気の人を診断治療することなのです。そのためセミナーでは基本技術を入門と初級で、また診断治療技術を中級および症例、診断セミナーなどで学習する事になっています。
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3.中高年者ですが、年齢的なハンディはありますか。
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確かに若い世代のほうが「器用」という傾向はありますが、病人を診るときはその人の人生経験が大いに役立ちます。その意味から人生経験が豊富な中高年者は経絡指圧をする上で大きな武器を持っている事になります。
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4.漢方についての知識はどのように習得すれば良いでしょうか。
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漢方の知識で必要になるのは「虚実」の考え方です。さらにそのベースとなる「陰陽」についての理解があれば結構です。市販の専門書にはこれらの概念がサラッと記されているだけなので、読んだだけでは意味がよく分りません。これらの概念は指圧を実践していくうちに自然に身につきますので心配はいりません。
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5.地方在住で中々東京に行けません。どのように学んだらよいでしょう。
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まず左の書籍で下知識をつけると良いでしょう。それには「病気を治す経絡指圧」は経絡指圧の概略が分り易く書かれていますのでお薦めします。そして技術は「基本全身指圧」のテキストとDVDで見よう見真似で練習してみて下さい。分らない所は適当で結構です。そのような形で一通りマスター(?)しましたら、折をみて一度上京してセミナーに参加して下さい。セミナーでは自宅で覚えた基本全身指圧をチェックし矯正指導します。その後、自宅で何回か復習して戴ければ身につきます。
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6.経絡指圧はどの習得までどのくらいの期間がかかりますか。
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中核を成す「全身指圧」の技術をどの程度の期間で習得するかによります。入門セミナーで習得する指圧実技なら7ヶ月ほどでマスターできます。初級セミナーで習得するプロ用の「基本全身指圧」は9ヶ月ほどです。ただし家で復習しながら学習すればかなりしっかりした技術になります。
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7.このセミナーで免許の取得ができますか。
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これは出来ません。指圧の免許取得のためには厚生労働省指定の専門学校に3年間通学し、その後国家試験を受けなければなりません。
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8.東洋医学でガンなどの治療はできますか。
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法的には問題ありません。ただ一般的に押圧して血が出る疾患(例えば胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ガン)などは禁忌疾患に含まれています。しかしこれも患部以外の部位を安全を確保して行えば充分施術が可能です。的確に行えば患者のQOLを大きく改善する事が可能です。
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9.魅力は感じるのですが、急に治療の形を変える事は不安です。
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確かにこれまでの患者さんが新方式を受け入れるか不安はあります。ただ経験的に言いますと既に長い付き合いの患者さんは理解を示してくれます。それ以下の患者さんの場合は出入りが多いのが一般的ですから、新方式にシフトしても大きな問題にはなりません。ただ新方式の導入はステップバイステップで。また導入までは家人を相手に充分練習して熟練度を高めておくことです。
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